お菓子勉強家 松林千宏 おかしなブログ

毎日お菓子を食べて、毎日お菓子を勉強しています

おかしなコラム イカスミのポテトチップスについて

なんだか最近「イカスミのポテトチップス」について
お問い合わせをよく頂きます。笑
 
(メディアさんは ひと段落したようですし)
自身の備忘録のために、
お友達からの問い合わせ対策として、
こちらに記載しておくことにします。笑
 
Q   イカスミのポテトチップスは過去に発売されていたのか?
 
日本のポテトチップス(生ポテト)で
過去に発売をしていたのは山芳製菓さんです(1995年ごろと復興版を一部)。
※松林調べ
 
実は、日本で生ポテトチップスの製造をしている大手のメーカーさんは、実は7社程度しかないんですね。
 
もちろん、地方の地元のメーカーさんで作られていた可能性はありますが、以降に述べる理由により可能性は低いように考えます。
 
 
Q  なぜ山芳製菓さんは、イカスミポテトチップスを発売したのか?
 
そもそも「イタめし」という言葉をご存知でしょうか?
 
(今の子は知らないかな…)
 
イタめしとは、すなわちイタリア料理のこと。
 
バブル期にイタリア料理が流行りましてね。
 
恵比寿や西麻布なんかでイタめしを食べるのが、ナウかったわけですよ。笑
 
あ、イタリアの飯(めし)だから、イタめしね。
 
巷で流行った食べ物をポテトチップスのフレーバーにする。これ、開発の王道!
 
パスタはもちろん、あとはティラミスも流行りましたよね。
 
ロッテさんのVIPチョコレートも流行ったよなぁ。懐かしい…。
 
話が逸れましたが、某タレントさんがかつて肩パット バリバリなスーツで、ソバージュの女子を連れて、イタめし屋さんに通ってそうな姿が 浮かびました。笑
 
 
Q  なぜ発売しないの?
 
しないというか、できればしたくないというのが本音です。笑
 
イカスミを使用すると、ポテトチップスは真っ黒。つまりラインも真っ黒になってしまい、清掃など非常に生産効率がよろしくないのですよね。
 
(すみません、お客さま視点でなく…)
 
さらにイカスミは、意外と高いです。笑
 
ポテトチップスの原材料にしては、なかなかの高価格のため 二の足を踏んでしまう、というのも正直なところです。
 
ま、でも、売れればいいのですけどね。
 
 
Q   今後は?
 
チャレンジングなあのメーカーさんなら…という気もいたしますが、このタイミングではどうでしょうかね?
 
イムリーに発売することが今の世の中、非常に大切ですからね。
 
(だって、今食べたいでしょう?でも、今すぐ店頭で発売するというのは流通上なかなか難しいのです。詳しくはまた)
 
タイミングって大切。タイミング次第では売れたり、売れなかったりしますからね。なかなかリスキー。
 
なかなか言いにくいこともあるので、今回はこの程度に。
 
とにかくポテトチップスに、お菓子に、
少しでも興味を持ってくださればうれしい限りです!