どうしてコイケヤ「プライドポテト」は売れたのか?よく聞かれるので考えてみた。
まとめて言うと…
・売れに売れているコイケヤ「プライドポテト」、その要因は?
・今までにないおいしさがあり、そしてその価値がお客さまに伝わったから。
・しかし、今までにないおいしさは、今までにないさまざまなことが積み重ならないとでき上がらない。
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湖池屋「プライドポテト」が売れに売れている。
今では3品中2品が、一時 発売中止に。
最近はポテトチップスの棚がガランと空いていることが多く、たしかに売れているんだねーというのがよくわかる。
最近、会う人、会う人「ねぇ、なんであのプライドポテトってポテトチップス 売れたの?」と聞かれることが多いので、私なりに考えをまとめてみたいと思います。
まとめて言うと、今までになくおいしいから。
で、そのおいしさがお客さまにも伝わったから。
このほかにないと思う。
って何を簡単に…と(私も思うのだが 笑)この
今までにないおいしさっていうものを作るのが、今までになくむずかしいわけなんですな。
日本のお菓子はたいていおいしいもん。笑
んじゃ、違いはなんなのか?
例えば…
新社長がやってきた
→元キリンの敏腕マーケター社長、就任。缶コーヒーのFIRE立ち上げには、あのスティービーワンダーに直筆の手紙を出してCM出演を口説き落としたなど伝説多数。
震災から立ち上がる
→震災で北海道工場をすべて新しく作り直すことに。そんなとき、お客さまから頑張って!応援してます!とあたたかい声を多数いただいた。やってやろう!という強い原動力に。
CM
→ゴスペルの歌姫が歌い上げる異色のCM。ポテトチップスで女子校生が歌うって記憶にないかと。SNSでも多数拡散。
11月に発表会
→実はこのポテトチップスの発表会は、昨年の11月に行われた。3ヶ月前から準備万端!用意周到!気合いが入らないはずがない!
3品選べるぜ!
→王道ののり塩、だし塩、和牛と気になる3品同時発売。保守的な方にもチャレンジングな方にもワクワクするラインナップ。
日本産
→じゃがいもはすべて国産。和を感じさせるフレーバーもいい。なにより国産で安心なのがいいわよね~と主婦が絶賛してるとか。
…と、ただおいしいだけではなくひとことじゃ言えない、見えない努力の積み重ねがあったのかなぁ、と。
コイケヤのり塩を開発した小池和夫さんはまるで料理を作るように、ポテトチップスの素材、皮の剥き方、洗い方、揚げ方、厚さ、油の種類、仕上げに至るまで気を配ったのだそう。
そういう人の熱量ってときに商品に乗って伝わるのよね。
まま、とはいえ、そんなことはなんも考えずお家でパリパリ食べて「あ、このポテトチップス、なんかおいしーい!また買おう。」でいいんですけどね。笑
新生コイケヤのキャッチフレーズ
新しいほうへイケイケ!
難しいほうへイケイケ!
面白いほうへイケイケ!
たしかにコイケヤさんらしくて好きだなぁ。
ささ、今日はのり塩買って 帰ろう~っと。